広報紙YA!vol.108発行しました。

こどもステーション山口では年に2回広報紙を発行しています。

子育ての身近なモヤモヤ「そうそう、そうなんだよねー」って、一緒に考えていけたらと思います。

もちろん、こどもステーション山口での子どもたちの様子や活動の様子も載せて、内容満載です。

お近くの公共施設においていますので、ぜひ、お手にとってご覧ください。

 

↑画像をタップすると、全ページpdfでご覧になれます。

 

 

〜記事より〜〜〜〜〜

 

人は、悩む。

ああでもない、こうでもない、あ~どうしよう~!

悩んだ末に、なにかを選びとる。

それは、選ばなければ、進めないから。

子育てなんて、悩んでばかり。

結局、なにが正しいかわからないまま、流れにまかせて進むしかなかったりもする。

でも、そんな小さな分かれ道を通過して、わたしたちはおとなになってきたし、そしておそらく、悩むことにおわりはない。

 

その点、子どもの決断力に驚かされることがある。

たとえば、どっちがすき?っていう質問に、迷わずこっち、と選ぶ。

それは、直感なのか、とにかくすぱっと。

それと同じように、遊びのなかでの子どもの「やってみたい!」にも迷いがない。

あれもこれも、やってみたい。

やりたくないことは、どうしたってやりたくない。

とにかく、あとさきなんか考えない。

そんなとき、先回りしてしまうのはおとなのほう。

子どもが失敗しないように、どうしても導いてしまいたくなるけど。

やってみたい、には、やってごらん、でいい。

ムリじゃないかとか、失敗したらとか、危ないとか、そんなことはぐっとこらえて。

うまくいかなくても、やってみた、ということは経験になる。

そして、心が満足する。

 

そんな体験をくりかえすことで、決断力に磨きがかかる。

悩んだり、選ばなければならない場面はつねについて回るけれど、そのときになにを選ぶのか。

その選択が、正しいのか間違っているのか、それはだれにもわからないけど。

でも、わたしはこれを選ぶ!という意思があればいい。

どれだけ悩んでも、自分で選んだ「決断」には意味がある。

そこがはっきりすることで、進むべき道が見えてくる。

親の敷いたレールは、だから意味がない。

自分で選んでいないから。

成功も失敗も他人任せになってしまうから。

大切なのは、ここぞというときに、しっかりと自分で決断できるかどうか。

そして、失敗も、自ら引き受けるという覚悟を身につける。

 

なんてことを考えながら、わたしのこれまでの決断をふりかえる。

失敗もあったような気もするけれど、やりなおしがきくのもまた、人生の醍醐味。かな。(KA)

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