2024年11月24日(日)10時~山口市民会館小ホールにて「だいじょうぶ?!コロナ時代を生きる子どもたちの育ちと学び」講演会を行いました。
講師は、日本体育大学教授の野井真吾氏。
約2時間の講演会、あっという間でした。
現在の子どもたちの「何かおかしい」「何か気になる」という実感に、データーを示しての講演会でした。
「何かおかしい」という根底にあるのは、生活習慣の乱れ。
はやね、はやおき、朝ごはん。わかってはいるけれど、中々できない。
スローガンにすべきは、先生提唱の「光・暗やみ・外遊び」。
睡眠導入ホルモンであるメラトニンの分泌を促すには、昼間は太陽の光を浴びること。
そして、適度な身体活動。外に出て、子どもたちが遊ぶということは、極めて大事な生活。
そして、暗環境が大事。
先生のご自宅のリビングは、6個ある電球をあえて減らしていると。
そうすると、子どもだけでなく、大人も眠りに入りやすくなるそう・・・。
日本の街は暗闇がない、と夜の世界を映した衛星写真からもくっきりわかりました。
心の育ちが心配のお話もされました。
子どもの元気を引き出すには「ワクワク・ドキドキ」が大切。
ワクワク・ドキドキ、じゃれつき遊びなどは、前頭葉の発達を促す。脳を育てるのに大事な刺激。子どもの脳は興奮と抑制を繰り返しながら成長していく。子どもの脳の育ちは、いつの時代も変わらない。育つ順番は保証されるべき!
他、子どもの視力の成長のお話、educationとは、のお話など、データーに基づく、納得のお話でした。
子どもたちの自由な「外遊び」大事にしたいなあーと、あらためて思った時間でした。
夢中になって遊んでいる子どもたち、目がキラキラ輝いています。
最後に大人もあまりに忙しい日々だけれど、肩の力を抜いて、一緒に子どもと楽しんで、のんびりしよう、と呼びかけられました。
子どもには「ぐうたらする権利がある」を守っていきましょう。
野井先生、ありがとうございました。