9月14日、15日、NPO法人日本冒険遊び場づくり協会理事の天野秀昭さんを講師に「プレーリーダー養成講座(前期)」を山口市男女共同参画センターで行いました。
子どもが遊びを通して自由に育つ環境が「豊かに」なるために私達おとなは、何をするべきなのか2日間、学びました。
天野さんは、日本初の常設の冒険遊び場「羽根木プレーパーク」の初代プレーリーダーとして活動を始められてはや40年。
その間、多くの子どもたちがプレーパークで遊び、育ち、大人になっていく過程を天野さんは見て来られました。
お話されるいろんな事例は、子どもって、私達が守らなければならない存在ではなく、自ら生きる力がものすごくあるということに気づかされました。
子どもの遊びは、「やってみたい」「おもしろそう」からはじまる。
遊びには「善悪」があるわけではない。「快不快」に基準がある。遊びを通して感情が、「情動」が動く。遊びを通して生きているんだという実感がわく。
子どもの遊びをシステム化にすることなく、子ども主体の目線で遊びを捉えることが大切、とのこと。
また、参加者は、いっしょにワークをしながら、自分達の子ども時代を振り返って、どんなことをして遊んだのか?何をして遊んだことが楽しかったのか、いやだったのか、誰と遊んだのかなどを共有しました。
もう何十年と前のことなのに、子ども時代の記憶として残っていることって「情動」が動いたときなんだと実感。
前期の参加者は23名でした。
「プレーリーダー養成講座」は後期もあります。後期講座は実践編。実際に、竹でつくったり、ロープで遊んだりする予定です。引き続き、申込み可能です。興味のある方は、ご連絡ください。