12月3日(火)山口市男女共同参画センターにて「子どもの権利と子どもへの暴力防止」と題して子どもの人権ワークショップを開催しました。講師は、CAP西京のCAPスペシャリスト、藤岡亜希子さん、河村律子さんです。
CAP西京は、子どもたちがいじめ、痴漢、誘拐、虐待、性暴力といったさまざまな暴力から自分の力で自分を守るためのCAP(子どもへの暴力防止)プログラムを実践している団体です。
CAPの歴史や、CAPの理念や子どもの権利について学びました。
日本では、今「こどもまんなか社会」と叫ばれいるが、大人の私達は、子どもたちの意志を尊重できているだろうか?と。
子どもの最善の利益とは、子ども達が一番希望すること、大人や社会のしくみに合わせるのではなく、と話されました。
また、となりの人と、「おかあさん役」「こども役」となって、けんかの話、テストの話を子どもがしたときに、どのようにお母さんが答えるのか、その時の、子どもの気持ち、お母さんの気持ちを体験するワークショップも行いました。
子どもの「気持ち」を聴く、寄り添うことの大切さに、はっとした参加者も多かったようです。
また、子どもの視野を体験できる「チャイルドビジョン」も行いました。
子どもの視野のメガネをかけて、大人が近づいてきたとき、横から手をひっぱられたときなど、大人が思っている以上に子どもの視野って狭いことに気づかされました。見えないところから手をひっぱられたら、ドキッとしました。
声をかけながら近づこうとか子どもの目線になって目をあわせよう、など参加者の気付きが多くありました。
「ひとは生まれながらに、さまざまなすばらしい力をもっている」というエンパワメントも、おとな側は忘れず、子どもと接していきたいと思います。