こどもステーション山口では年に2回広報紙を発行しています。
子育ての身近なモヤモヤ「そうそう、そうなんだよねー」って、一緒に考えていけたらと思います。
もちろん、こどもステーション山口での子どもたちの様子や活動の様子も載せて、内容満載です。
お近くの公共施設においていますので、ぜひ、お手にとってご覧ください。
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〜記事より〜〜〜〜〜
人は、悩む。
ああでもない、こうでもない、あ~どうしよう~!
悩んだ末に、なにかを選びとる。
それは、選ばなければ、進めないから。
子育てなんて、悩んでばかり。
結局、なにが正しいかわからないまま、流れにまかせて進むしかなかったりもする。
でも、そんな小さな分かれ道を通過して、わたしたちはおとなになってきたし、そしておそらく、悩むことにおわりはない。
その点、子どもの決断力に驚かされることがある。
たとえば、どっちがすき?っていう質問に、迷わずこっち、と選ぶ。
それは、直感なのか、とにかくすぱっと。
それと同じように、遊びのなかでの子どもの「やってみたい!」にも迷いがない。
あれもこれも、やってみたい。
やりたくないことは、どうしたってやりたくない。
とにかく、あとさきなんか考えない。
そんなとき、先回りしてしまうのはおとなのほう。
子どもが失敗しないように、どうしても導いてしまいたくなるけど。
やってみたい、には、やってごらん、でいい。
ムリじゃないかとか、失敗したらとか、危ないとか、そんなことはぐっとこらえて。
うまくいかなくても、やってみた、ということは経験になる。
そして、心が満足する。
そんな体験をくりかえすことで、決断力に磨きがかかる。
悩んだり、選ばなければならない場面はつねについて回るけれど、そのときになにを選ぶのか。
その選択が、正しいのか間違っているのか、それはだれにもわからないけど。
でも、わたしはこれを選ぶ!という意思があればいい。
どれだけ悩んでも、自分で選んだ「決断」には意味がある。
そこがはっきりすることで、進むべき道が見えてくる。
親の敷いたレールは、だから意味がない。
自分で選んでいないから。
成功も失敗も他人任せになってしまうから。
大切なのは、ここぞというときに、しっかりと自分で決断できるかどうか。
そして、失敗も、自ら引き受けるという覚悟を身につける。
なんてことを考えながら、わたしのこれまでの決断をふりかえる。
失敗もあったような気もするけれど、やりなおしがきくのもまた、人生の醍醐味。かな。(KA)